素敵なブログに出会ってしまって、読み進めていくうちに、いろいろな思い出が蘇ってしまった夏の夜のこと。

(画像お借りしました)

すごーーく好きなブログに出会ってしまった♡
 
 
 
コラムニストのももせいずみさん、
parisのソルボンヌ大学に留学されているようで、
日々の暮しを綴っていらっしゃるんだけど、

あぁ。。面白い。。言葉を紡ぐプロフェッショナルってすごいなぁ。。♡
面白くて夜更かしをして読み込んでしまって、
すっかりファンになってしまいました。
 

読んでいくうちに、
自分がイタリアの大学に留学していた頃の感覚、体験したこと、
などなどが、とてもビビッドに思いだされた私。。
(長文お許しください)

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こんなところ↓
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世界遺産カンポ広場。
授業が終わると、ここで虫干しよろしく、ぺたっと座り込んで
クラスメイトと昼食を食べたりしていました。

この広場のシンボル、torre di mangia(マンジャの塔)のすぐ近くに住んでいた

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シエナ外国人大学というところに通っていたので、
本当に様々な国から学生が来ていました。

アメリカ、フランス、イギリス、スペイン、ポルトガル、
ノルウェー、スウェーデン、ドイツ、ギリシャ、ロシア、
ボスニア、アゼルバイジャン、イエメン、ヨルダン、
ブラジル、チリ、韓国、日本からもたくさん。
 
共同アパートに住む人がほとんどだったから、
いろいろな国の人と暮らす体験が楽しくて、
私はよく、日本フェスタやってました。
 
皆でご飯食べて楽しくおしゃべりしたいという気質は、
場所が変わっても変わらぬ。。。
 
フィレンツェまでアジア食品買い出しに行って、
鶏ガラ作ってラーメン出したり、
段ボールをペイントして重ねて、漢字を筆で書いて座布団にして、
大きなリビングのテーブルも椅子も全部取り除いて、
キャンドルたくさんたいてムーディーにしたり。
 
床に座るってだけでみんな興奮。
 
そしてご飯ももう、
ラーメンとか春巻きとか肉まんとか、
みんなが好きそうなものにしたから(和食じゃないし。これ中華だし。
でもおにぎりとかも出した。黒い。。って引いてる人もいた)

みんな大喜びで、興奮した興奮した!
どれくらいの人が来てくれただろう。。
 
セレクトショップを経営していたsuzyは、
座布団が気に入ってしまって、
ウィンドウディスプレイの小物として使いたい、と
ぜーんぶ持って帰ってしまったり。

ほんと楽しかったなぁ。。。♡
(真面目に勉強していたのか、という疑問がよぎる。。)
 

皆と話していると、
国や環境、状況によって
考え方、物の選び方がこんなに違うのか、と。。

そして改めて、
日本という国が持つ常識や慣習は、狭いエリアでのみ有効なのね、、と。
そんなことを感じたっけ。。。
 

紛争の激しかったボスニアから留学してきた男の子の話は、
想像を絶する世界で、
こう、、なんというか質問すらできないほど、
軽々しく質問なんてできない、って思ってしまうほどの凄惨な話で、
 
でも、そこがね、陸続きの人たちは、人ごとじゃないから、
シンパシーのようなものと共に、すごく冷静に質問をしていて、

なんだか、、なんだか皆、ディスカッションし慣れていて、
相手を尊重する距離感も心地よくて、大人。。すてき。。

ああ、それにつけても私というシニョリーナジャッポネーゼは
辺境の地で穏やかにつつましやかに暮らしてきた民なのだね、、と思ったことを
とても強烈に覚えています。
 
彼、なんて名前だったっけ。。
栗色のクルクルカーリーヘアはよく覚えてるんです。

目に暴力性や悲哀、怒りがこもりすぎてて、怖すぎて、
あまり話せなかった私だったけど、
私と同じアパートメントに住むブラジル人の彼女とラブラブで、
(ラブラブすぎて周りは困った)
それはよかったなーと、
でも相変わらず目が合う度に、こ、、怖い。
と思って目をふせちゃったりしてた、癒し系(と言われていた)辺境民族の私だったなーー。

そしてそんな私をヨルダン人のハニーという人が気に入ってくれて、
私も大好き(というか大好きなお兄さん的な。恋とは違う感じの)だったのだけど、
でも、なんだかその時
 
「いえいえ、私は辺境の民族なんで、恐れ多いです」感満載になってしまっていて、

電話番号のメモを渡されても、
会う度にほめられても、
「めっそうもないです」みたいな態度を取り続けてしまったのは、
40才を過ぎた今、

「ああ。。なんかすごく良い体験をふいにしちゃったのかも、あの時。。」
とか軽く悔やまれたりして。。
 

とにかく、留学した体験のある方、
特にヨーロッパ圏で切ない体験、清新な体験、なんでも
ビビッドな体験をされた方は、ももせいずみさんのブログ読んでみてほしいー♡
いろんな感情を掘り起こしてくださいます♡