理解し合うことは難しい。だが思いやり合うことはできる、というお話。

桃色をふんだんに披露してくれている梅の花を眺めていた雨の日、
つがいのめじろがやってきました。

わあ、と心が高揚する、この嬉しさと、
お腹の辺りがゆっくりと喜びに満たされていく、
この穏やかな至福を本当の“官能”と呼ぶのじゃないかしらねー、
と思ったりしています。

朝晩寒くても、確実に春が近づいています。。♡

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娘の初節句は、人見知り絶頂期で大泣きの中、
両親と私たち夫婦、息子、ワンコと皆で祝うことができました。

命を紡いでいく。
こんなにもあたたかく慎ましやかに。

なにはなくとも、生きて笑っていられることが、ただただありがたく感じられる、
そんな幸せな1日でした。

さて、理解をすることは難しい、と常々思ううちに、

「でも思い遣ることはできるよね。」って、
ピカーーーンと閃いたお話です。

「私のこと分かって」

「ただ分かってくれれば、それでいいのに」

歌にも多いこんなフレーズ。

ああ、あの人はぼくのことを、わたしのことを、

分かってくれている

この安堵感はどんな人にとっても大きなファクターだと思います。

でも、実際は難しい。
特に一番近しい人が自分のことを分かってくれない、理解してくれない。

これは大きなストレスですよねーー。

両親と自分
パートナーと自分

相互が互いに理解し合っている関係。

それは理想的ですけれど、難しいことも多々あります。

世代間の感覚の違い
性別での感覚の違い

これはどうあがいても仕方がない。

だって、絶対的な決定的な違いなのだから。

例えば妊娠をする。
子供を身ごもる。
大変なホルモンバランスの変化と、それに伴う身体的な変化、
ジェットコースターのようにのぼったりおりたりする感情の変化、

これをね、

「大変なんだから分かって!」

と言ったところで、
男性が“分かる”ことは難しい。

妊娠出産を体験としてチョイスしていない人に“分かる”を求めることは酷ですよね。。
だいたい、妊娠出産を経た母親ですら、もう遠い過去。

「そんなに大変だったっけ?」

なんて、がっくりくるような反応もあるわけです。

「あたしと仕事、どっちが大事なのよ」

これも、よく聞く台詞。

脳みその作りが見事に男脳50%女脳50%の私は、
この台詞はもう完璧に男の人の味方しちゃう。
ひどい詰め寄り方ですよ、実際。

ぶっちゃけたところ、

「今この瞬間で限って言えば、仕事が大事!」ってことですよ。

「ひどい!じゃあ別れる!」

別れなさい別れなさい、
面倒くさい娘だよ、全く。
それで結局、

「面倒くせぇ。あいつは分かってねぇな」

「なによ、あたしのこと全然分かってくれない。どうせ面倒くさいとか思ってるんだ!」

ってなったりする。

でも。。。思い遣り+想像力を駆使したら、上の2つの台詞出てこないよね。

感情を暴走させる前に、ぐっと飲んでみる。
そこに思い遣りと想像力をふりかけたら、
その次に出てくる言葉は多分、きっと全然違う。

で、それが家族やパートナーとの間でできれば、
もう、誰とでも良いエネルギー交換できるよね。

そんな風に思うんです。

理解し合うことは難しい。
いや、むしろ理解し合わなくても構わない。

でも、思い遣りあうことはできるよね。
いや、思い遣る努力をこそしたいよね。と。

個人レベルでこれが実現できたら、
そこから広がる美しい波紋が奏でる協奏曲は、黄金比率を携えて、
またたくまに宇宙を抱き込むメロディになるんだと思います。

だからね、
親子が大事
夫婦が大事って、思うのですよね。。♡

人生螺旋だから、
行きつ戻りつしながらね、
ゆっくりゆっくり上昇できればいいのだし、きっとね。

だから落ち込んだり悲しんだり悔しがったりしながら、
気づいたら思い遣り合えてたら、
すごーーーくすてきだよね、人生!

そんなことを思いながら、春を待ちわびています♡