桃色をふんだんに披露してくれている梅の花を眺めていた雨の日、
つがいのめじろがやってきました。
わあ、と心が高揚する、この嬉しさと、
お腹の辺りがゆっくりと喜びに満たされていく、
この穏やかな至福を本当の“官能”と呼ぶのじゃないかしらねー、
と思ったりしています。
朝晩寒くても、確実に春が近づいています。。♡
娘の初節句は、人見知り絶頂期で大泣きの中、
両親と私たち夫婦、息子、ワンコと皆で祝うことができました。
命を紡いでいく。
こんなにもあたたかく慎ましやかに。
なにはなくとも、生きて笑っていられることが、ただただありがたく感じられる、
そんな幸せな1日でした。
※
さて、理解をすることは難しい、と常々思ううちに、
「でも思い遣ることはできるよね。」って、
ピカーーーンと閃いたお話です。
「私のこと分かって」
「ただ分かってくれれば、それでいいのに」
歌にも多いこんなフレーズ。
ああ、あの人はぼくのことを、わたしのことを、
分かってくれている
この安堵感はどんな人にとっても大きなファクターだと思います。
でも、実際は難しい。
特に一番近しい人が自分のことを分かってくれない、理解してくれない。
これは大きなストレスですよねーー。
両親と自分
パートナーと自分
相互が互いに理解し合っている関係。
それは理想的ですけれど、難しいことも多々あります。
世代間の感覚の違い
性別での感覚の違い
これはどうあがいても仕方がない。
だって、絶対的な決定的な違いなのだから。
例えば妊娠をする。
子供を身ごもる。
大変なホルモンバランスの変化と、それに伴う身体的な変化、
ジェットコースターのようにのぼったりおりたりする感情の変化、
これをね、
「大変なんだから分かって!」
と言ったところで、
男性が“分かる”ことは難しい。
妊娠出産を体験としてチョイスしていない人に“分かる”を求めることは酷ですよね。。
だいたい、妊娠出産を経た母親ですら、もう遠い過去。
「そんなに大変だったっけ?」
なんて、がっくりくるような反応もあるわけです。
※
「あたしと仕事、どっちが大事なのよ」
これも、よく聞く台詞。
脳みその作りが見事に男脳50%女脳50%の私は、
この台詞はもう完璧に男の人の味方しちゃう。
ひどい詰め寄り方ですよ、実際。
ぶっちゃけたところ、
「今この瞬間で限って言えば、仕事が大事!」ってことですよ。
「ひどい!じゃあ別れる!」
別れなさい別れなさい、
面倒くさい娘だよ、全く。
それで結局、
「面倒くせぇ。あいつは分かってねぇな」
「なによ、あたしのこと全然分かってくれない。どうせ面倒くさいとか思ってるんだ!」
ってなったりする。
でも。。。思い遣り+想像力を駆使したら、上の2つの台詞出てこないよね。
感情を暴走させる前に、ぐっと飲んでみる。
そこに思い遣りと想像力をふりかけたら、
その次に出てくる言葉は多分、きっと全然違う。
で、それが家族やパートナーとの間でできれば、
もう、誰とでも良いエネルギー交換できるよね。
そんな風に思うんです。
理解し合うことは難しい。
いや、むしろ理解し合わなくても構わない。
でも、思い遣りあうことはできるよね。
いや、思い遣る努力をこそしたいよね。と。
個人レベルでこれが実現できたら、
そこから広がる美しい波紋が奏でる協奏曲は、黄金比率を携えて、
またたくまに宇宙を抱き込むメロディになるんだと思います。
だからね、
親子が大事
夫婦が大事って、思うのですよね。。♡
人生螺旋だから、
行きつ戻りつしながらね、
ゆっくりゆっくり上昇できればいいのだし、きっとね。
だから落ち込んだり悲しんだり悔しがったりしながら、
気づいたら思い遣り合えてたら、
すごーーーくすてきだよね、人生!
そんなことを思いながら、春を待ちわびています♡