レシピ本て、
その時は良いと思っても、
なぜかうまく活用できず、
さようならしてしまうことが多い
わたしなのだけど、
このレシピ本は、ずっと手元に置いておきたい一冊。
『和えもの』
本当に豊富なレシピの数々を、
時に冷静に、時に情熱的に、そして
慈しみ深く教えてくださっています。
素材の選び方、組み合わせ方、
味の付け方、調味料の作り方、
器のセレクト、
しっとりと水分を含んだ写真の美しさ、
フォント、フォントサイズ、レイアウト、紙の手触り、
バッグにもしのばせておける、A5という絶妙なサイズ感と厚み。
そのすべてに品があって、
そしてなにより、読んだ後になぜか残る、
「あぁ、、日本は美しい」
という感覚。
食材の調達に問題はあるかもしれませんが、
海外、特に日本食好きな欧米の方向けで
翻訳されたらいいのに、なんて思いました。
そのくらいこの本には、
日本の良さがこめられていると感じます。。♡
さっそく、いくつか作ってみました。
おいしい。。。
鶏皮と糸三つ葉の和えもの。
味付けがいい。
三つ葉がこんなにも引き立つのか、というほど。
口にして、思わずにんまりしてしまいました。
おくらと鶏。シンプルだけど、なんというか、“日本”なのです。
その“日本”な塩梅にうなってしまう。
上の2種類は、鶏一枚あれば、できてしまう。
あじとみょうが、おくらの和えもの。
こちらも下ごしらえ、味つけ、共にしっかり本の通りに。
おいしい。
酢は千鳥酢より富士酢のが合うのかな、たぶん。
千鳥酢少し甘めだもんね。
和えものを3品。
ひとつひとつ頂くたびに、
日本が好きになる。
そんなレシピにあふれています。
参考までにamazonさんのページをリンク先に貼りましたけれど、
著者の真藤舞衣子さんは、
町の本屋さんで、購入されてくださると嬉しい、とのこと。
本を買う
それが、
日常のなにげない行為の向こうにあるなにかを
支える行為なのだとしたら、
やはり、amazonではなく、
町の本屋さんで、ということになるのだろうな。。。
さあ、来週のお客様にはなにを和えてお出ししよう♡